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いつからでしょうか、私は一人の時間が好きになりました。
本を読むのが好きで、好きなだけ自分の思うように本を読むことができる。そんな時間が欲しいなと思ううちに、気づくと一人の時間が好きになっていた自分がいます。
時々、こうした自分の時間を求めることは果たして良いことなのだろうか?と不安になることもあります。ですが、本書を通して一人の時間こそ大切な時間なのだと、肯定されたような気がしています。
NHKのアナウンサーとしてキャリアをスタートされてからはフリーとなり、民放のキャスターも経験され、現在は作家活動を主としてご活躍されています。
エッセイや小説等多様なジャンルでの執筆をされており(1)、新書コーナー等で下重さんの書籍を目にされた方も多いのではないでしょうか。
本書では、そんな様々なご経験から確立されたであろう、下重さんなりの孤独との向き合い方を知ることができる一冊です。
孤独という言葉だけを聞けば「なんだか寂しい人」という印象も持たれることもあります。昨今特にSNSをはじめとしたツールは、外に出なくても”誰かと繋がっている”という状況が作り出されるだけに、より一層孤独というものに対して、なんらかの嫌悪感を抱く方も少なくないかもしれません。
ですが、この孤独とうまく向き合うことができれば、人をより成長させ、より魅力的に、より品格のある人物へと昇華させるものであるのだと気付かされる。そのような内容となっています。
先にも書きましたが、今はSNSというツールで常に誰かと繋がっていますね。
私もそうなのですが、暇さえあればインスタで誰かのストーリーを見てみたり、Twitterでトレンドを眺めていたり。隙間時間があればSNSを触ってしまうような状況。
時にはそこからなんとも言えない気持ちになることもあり、特にストーリーなんかを見ると「自分は何をしているのだろうか。。。」と、なんだか寂しさに苛まれることも少なくありません。
またLINEでの会話なんかをとってみても、顔が見えないだけに「自分の一言が何か不快な思いをさせてしまったかな?」と思うことは、皆さんにも共感していただける部分があるかと思います。
実際本書ではスマホ云々についても言及がなされていますが、やはりSNS、ひいてはスマホをはじめとした現代のツールからはある一定の距離感を保つのが精神衛生上いいものである気がしています。
そうした意味では、こんなにも便利で距離感が近い時代だからこそ、気持ちを良い状態に保つためにも孤独の時間を大切にしたいと考えました。
自分のやりたいことに没頭できて、頭の中であれこれ考えるうちに自分の思考も確立される。孤独な時間がそんな素敵な時間なのだと、本書を読み進めれば強く感じられます。
よく一流の人は孤独だなんてことが言われますが、そんな大層なものでなくても、やはり孤独な時間を作ることは精神的にも自分の成長といった面でも、大変意義のあるものだと気付かされました。
とはいえ、孤独の時間だけを求めたらいいのかというと、それも当然違うはずです。大切なのはバランスなんだろうと、読後に考えました。
本書では孤独というものの考え方と合わせて、どのように孤独な時間を作り上げたり、ゆっくりと味わうのかといった具体的なことも示されています。途中では中年からの孤独の過ごし方も言及されていますが、ここから考えるに、いかに仕事や家族、仲間との時間を楽しく有意義にしながらも、自分自身と向き合う孤独な時間を捻出するか。
これが大事であって、素敵な歳の重ね方をされている方ほどきっとm孤独な時間の作り方が上手いのだろう。そんなことを考えました。
「仕事ができる人は遊びも上手い」なんてこともどこかで聞いたことがありますが、これは孤独な時間を味わうことも同じであって、自分の時間をうまく大切にしながら全てを楽しんでいる人ほど歳を重ねてからも生き生きしていて、品があるように思うのです。
私は気疲れをしやすい性格なのもあり、外出したり友達と遊ぶとものすごく疲れやすかったりします。そうしたこともあってか、孤独な時間が大好きです。まだまだ有意義な孤独な時間を過ごせている自負はありませんが、今後はさらに孤独な時間とそうでない時間とをバランスよく楽しめる人間でありたいと思いました。
--- 今でいう「ぼっち」な時間も孤独なのかもしれませんが、ぼっちはぼっちなりにたくさんの良さがある愛しい時間だと私は思います。ぼっちな時間大好きです。
そんなぼっちな時間を、歳をとっても恥じることなく、うまくバランスを保ちながら味わいたいものです。