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さらに読書を楽しむためにおすすめしたい書籍ジャンル - 感性に訴えかけるような読書体験を

19 September, 2023
さらに読書を楽しむためにおすすめしたい書籍ジャンル - 感性に訴えかけるような読書体験を

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何か心に響くリアルな言葉を味わいたい。

本を読み進めてきたここ数年で、そんなことを思うようになりました。読書を本格的に始めだした高校卒業当時は、読み易い小説ばかりを「ジャケ買い」していたのですが、いつからか自分の求める本の方向性がわかってきたからか、そんなことを思います。

今回は、そんな心に響くようなリアルな言葉の数々も楽しめられるような、いつもと違った読書を楽しむためのおすすめのジャンルをご紹介いたします。

これまでの読書をさらに良いものにし、また、感性に訴えかけられるようなそんな読書体験を楽しんで頂けるよう、何か参考にりましたら嬉しいです。

ジャンル1:思想・哲学



より読書を楽しむためにおすすめしたい1つ目のジャンルは、思想・哲学系です。

思想や哲学と聞くとすごく難しそうなイメージがないでしょうか。私もそう感じます。字面だけでもう難しそうです。実際読んでみると、これまた難しいものは本当に難しく難解なんですね。「これは私レベルでは到底ついていけない・・・。」となることも多々あります。

ただ、難しいものもゆっくりと順を追って読み砕いていくと理解できるものも多くありますし、特段難しいと感じることなくスッと理解できる内容のものも多数存在しています。

自身の核となる哲学を見つける


字の如くではあるのですが、思想や哲学系統の本は自身の核となる部分を形成できる本のジャンル。なんと言いましょうか、自分が生きていくために大切にしたい考え方、物の見方というのを学ぶことができるように思います。


岡倉天心の『茶の本』をはじめ、日本特有の精神から自己の哲学を見出していくのも大変面白みがあるなと思います。

「難しい」を読み解くという楽しさ

思想・哲学系の本は難しいのが前提と思って、「これはどう読み解くのが正解なんだろうか?」と考えながら読み進めていくのもこのジャンルの楽しさであったり、醍醐味となる部分なのかもしれません。

難解なものは大変に難解ですから、全てを読もうともせずに、まずは自分で読み砕けそうなところから意味を考えて理解してみて、自分で納得がいったら少し難しいところを読み解いていく。そんな風にして一気に全てを理解しようとしないことも大切ではないでしょうか。

ジャンル2: エッセイ



より読書を楽しむためにおすすめしたい2つ目のジャンルが、エッセイです。

エッセイはいつしか私の大好きなジャンルとなってきて、冒頭で書いたように「リアルな言葉」というものを直に感じられるのがすごく心地よいです。

そもそもエッセイとは?

日本語では「随筆」と呼ばれるもので、古くからある文学のジャンルです。

その内容は、日常で起きた出来事や自身で考えたことなどを、そのまま自分で文章として表したものになります。日記であったり、最近のもので言えばブログに感覚としては近いかもしれません。

著者が目で、肌で、手で、口で、耳で、五感を使って感じられた人生のあれこれを、時に楽しく、面白く、時に感動的に、時にシリアスに生々しく描写されていきます。

そうしたエッセイの数々は読んでいて飽きず、心から充足される気分になれます。自分も同じような経験をした気になれて、新たな感性を取り入れられたような清々しい気持ちになる気がするものです。

旅エッセイ

旅エッセイは、自分も行った気になれてしまう楽しさが魅力です。


前川健一さん『プラハ巡覧記』もそんな旅エッセイの一つでした。

普段の生活の中で感じられる当たり前が、海外の体験を通してより有難いものであると感じたりといった旅だらこその学びは、私たちも生活や人生の中において参考にできる学びである気がしています。

実際に行ったわけではありませんが、リアルな描写の数々やそれぞれの著者ならではの視点が、私たちに新たな気づきと体験を、本を通して届けてくれるのも旅エッセイの大きな魅力です。

料理・ご飯エッセイ

一時期ご飯エッセイだけの本を集めて本屋さんをやったら楽しそうだな〜とか、そんなことを思った時期がありました。それくらい、この料理・ご飯系のエッセイも心地よいです。


馬田草織さん『ようこそポルトガル食堂へ』は、旅エッセイと通ずる部分も多分にありますが、旅の中で出会った料理の数々がとても魅力的に綴られています。

日本国内においてもそうですが、同じ料理でもその土地土地で場合によっては大きく作り方が異なることもあるように、色々な風土や習慣等々による特色が出てくるのも一つの魅力だと思います。自分も行ったことの無い世界中の色々な場所で感じられた事として、そういった違いについてが書かれた文章は、読み進めていくとこれまでと違う新鮮な読書体験となります。

また、自分が食べたことのある料理も、他の誰かが文章にしてみると少し違った視点で捉えていることもあったりして、多様な気づきが得られるのも魅力的です。

さらに読書を楽しむために


今回は、さらに読書を楽しむためのおすすめジャンルとして、思想・哲学とエッセイの2つのジャンルをご紹介しました。

どちらも本を長年手にとられる方なら一度は読まれたことがあるジャンルかと思います。まだ読まれたことない方は、新たな扉を開くようなイメージで読んでみられると「意外に難しくないな〜」とか「すごい心地よかった」とか「やっぱ哲学ムズすぎw」と新鮮な感覚を味わっていただけると思います。

ムズかったら最後まで読まず、また他の楽しそうな本を読んでみるのも全然ありだと私は思っています!!机の横にでも置いて積読をしておけば、時間が経った時にすんなりとその本が身に染みることもあったりするものです。

本は売ったり、ヘマしてコーヒーでもこぼさない限りずっと残るものですから、読んでみようかなと思った時がタイミングだと思って、難しければ別の機会に再チャレンジしてみてください。

ぜひこれまでとは違う更なる楽しさを、読書の中で見出していただけましたら嬉しいです。

About the Author

suda

suda

/

知的好奇心旺盛な20代。多趣味で、読書とプログラミングが好き。夢は妻と併用の木の温もりを感じる書斎を設けること。