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「何かビン詰めできるものを作ってみたい。」
とある一冊の本が私のそんな思いを強くかき立てました。
今から1,2ヶ月ほど前に読売新聞の書評欄にて紹介されていた『谷中びんづめカフェ竹善』。本書を読了後、すぐさま雑貨屋さんで蓋付きの「瓶」を購入。何を作ろうかと悩んだ結果、いくつかウイスキーがあったこと、そして手軽にできそうなものがいいと行った思いから、りんごジャムを作ることにしました。
人生初、手作りりんごジャムに挑戦です。
簡単に本書の紹介から。
東京の下町「谷中」に住む女子大学生の紬がある日、農家を営む実家の母から送られてくる大量の野菜に困り、ゴミステーションに捨てようとしたところをイギリス人のセドリックに止められるところからお話がスタートします。
セドリックは、紬の住む近くでびんづめ専門カフェを営んでおり、大量に野菜を捨てるのはもったいないということで、その野菜を瓶詰め料理としてアレンジすることを提案。その日の出会いを境に、送られてくるたくさんの野菜を使って様々なびんづめが作られていきます。
セドリックの義理の息子である武流やその他の登場人物との物語からは、様々な葛藤や成長も楽しむことができますが、セドリックが作り出す瓶詰め料理の数々にも惹かれる部分が多かったのが個人的には印象的でした。
瓶詰めしたものは日持ちするとも聞いたことがあります。その日持ちの時間も、きちんと管理をすれば大変長く持つものであって、そして瓶詰め料理のレパートリーも大変多岐に渡り奥深いのだと知らされました。
まずはリンゴを程よい大きさにカットして皮を向いていきます。
一生懸命皮を剥き、お鍋の中へ。
なんとか苦手な皮むきも成功です。形は歪でも気にしません。
お鍋の中へウイスキーや蜂蜜など必要なものを入れていきます。
ウイスキーを多めに入れてみたいという冒険心を抑えつつ、準備完了。
必要なものを入れ終えたら煮詰めていきます。
煮詰めている間、じっくりとゆーっくりと火を入れていくためにも、中火から弱火にしたりしながら約1時間ちょっとコトコトしました。焦げないように離れて本やスマホを眺めては、また火の入り具合を確認しての繰り返し。心配性でせっかちな私は、何度もキッチンとデスクとをいったりきたりしてました。
こうやって瓶に入れてみるだけで様になるな、とひとり関心。
そんなこんなで初めての手作りりんごジャムが完成です。
煮詰めている途中にそこまで細かくほぐすことをせずに完成に至ったので、どんなものかな?と不安でしたが、うまくいけました。ある程度火が入ってきた段階で木べらを使って細かく解していきましたが、火がはいるとこんなにも柔らかくなるのかと少し感動しながら作業を。水分量も不安でしたが、途中飛ばしすぎた時に足したりしながらなんとか完成です。
見た目的にも潰しすぎず大きすぎない感じでちょうどよかった。
実際にパンにつけて食べてみると、ものすごく美味。”甘いリンゴジャム!!”といった感じの強い主張ではなく、優しい甘さになっているので、非常に上品な仕上がりでした。とはいえパンの味に負けることなく、程よい甘さが口の中に広がってくれます。
水分量を調節したと書きましたが、その辺りも食べてみて不安になることなく美味しくいただけました。次はもう少しウイスキーを多めに入れて、深みある大人な味わいに挑戦してみるのも良さそうです
---今回は簡単な瓶詰め料理に挑戦してみました。今後はもっと手の込んだものであったり、せっかくなら旬の野菜や果物を使った一品を作ってみたいもの。レパートリーを増やせるよう研究していきたいと思います。
新たな生活の楽しみの一つに”瓶詰め”が加わったがすごく幸せです。